抗腫瘍

摂取することで抗腫瘍(抗がん)作用の効果を得られる言われているRBS米ぬか多糖体。どのような実験結果から効果があると言われているのでしょうか?また、がん予防の一環として米ぬかを食事に取り入れて人が増えているワケについても解説していきます。

RBS米ぬか多糖体の摂取による抗腫瘍(抗がん作用)効果

がん細胞を持ったマウスに対して、RBS米ぬか多糖体を投与したマウスとしていないマウスとで35日後の経過を見ると腫瘍の増え方に大きな差が生まれました。RBS米ぬか多糖体を投与したマウスに腫瘍の増殖抑制効果が見られたのです。

この実験はマウスを実験体として行なったもの。人間にも全く同じ結果がでるとは限りませんが、効果があったのは事実です。ですので、RBS米ぬか多糖体に抗腫瘍作用を期待してもいいかもしれません。

RBS米ぬか多糖体における抗腫瘍効果の実験結果
引用元:米ぬか多糖体免疫研究会HP(http://rbsnuka.com)

がん予防に今から始めたい、米ぬか健康法

がん予防の一環として、米ぬかを意識的に食事に取り入れている方が増えています。なぜ米ぬかを取り入れるとがん予防に良いとされているのか、順を追って解説していきます。

炎症を抑えて発がんプロセスを抑えられる?

がんの発生は悪玉酸素一括性酸素という物質により、DNAが傷ついた状態で細胞が再生することが要因の1つと言われています。慢性的に炎症が起こっている状態だと悪玉酸素一括性酸素が発生しやすく、DNAが傷ついた状態で細胞が再生しやすくなり、発がんのプロセスを促進させてしまいます。

米ぬかには「γ(ガンマ)-オリザノール」という抗炎症作用を持つ成分が含まれています。そのため、炎症を抑えることで悪玉酸素一括性酸素の発生を抑制し、がん予防の効果が期待できるのです。

活性化したNK細胞でがん細胞撃退する

米ぬかに含まれている「フィチン酸」。フィチン酸には抗酸化作用に加え、体内のNK細胞を活性化させる効果があります。NK細胞は体内に入ってきたウイルスだけでなくがん細胞も攻撃し、撃退する働きをするため、がん細胞の増殖を抑制する効果が期待できます。RBS米ぬか多糖体と比べると効果は弱いかもしれませんが、普段の食事に米ぬかを取り入れてみる価値はあるといえるでしょう。

ポリープが発生しなくなったという声も

実験結果という訳ではありませんが、毎年のように大腸ポリープができていいた男性が、毎日欠かさず米ぬかを混ぜたヨーグルトを食べたことで、ポリープが発生しなくなったという報告があります。

米ぬかを摂ることで、がんが発生しなくなるといった強い効果を得られる訳ではありません。ですが、改善傾向もみられるようなので、がん予防の効果も期待できるといえるでしょう。