樹状細胞への分化を促す

RBS米ぬか多糖体には、未成熟樹状細胞を成熟状態に促進させる働きがあると言われています。樹状細胞とは、攻撃対象となるがん細胞やウイルス感染細胞などの侵入を、別の免疫細胞に伝達してくれる細胞のこと。そんな樹状細胞とRBS米ぬか多糖体との関係性を実際の実験データをもとに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

RBS米ぬか多糖体がもたらす樹状細胞への分化促進作用

樹状細胞への分化促進作用
引用元:大和薬品株式会社公式HP(http://www.daiwa-pharm.com/product/biobran.html)より改変

RBS米ぬか多糖体が免疫細胞の一種である樹状細胞の分化促進に大きく作用するということが、大和薬品の実験によって明らかになりました。実験内容は、健常者の血液から白血球の一種である単球を培養し、その後未成熟樹状細胞を調整。そこにRBS米ぬか多糖体を加えさらに培養し、樹状細胞への成熟を観察するというもの。

その結果、単球の過剰な増殖(白血病の原因)を抑え、免疫機能を持つ樹状細胞の発現を増加させることに成功。これらのデータから、RBS米ぬか多糖体には樹状細胞への成熟を促進させる働きがあると考えられています。

樹状細胞の役割とは

がん細胞の特徴を伝達してくれる

樹状細胞の最大の役割は、侵入してきたがん細胞やウイルス感染細胞などの特徴を他の免疫細胞へ伝えることです。樹状細胞は異物とみなした抗原をみつけると、それらを自分の中へ取り込み、攻撃の役割を担うNK細胞やT細胞などのリンパ球に伝えてくれます。これにより攻撃役のリンパ球が活性化され、対象である抗原を認識できるようになるので、的確に抗原を撃退することができるのです。

樹状細胞自体にはがん細胞を殺傷する能力はありません。そのため、他の免疫細胞とうまく連携をとることによって、あらゆる抗原から私たちの身体を守ってくれているのです。

樹状細胞が不足するとどうなる?

がん細胞の侵入を防げなくなる

がん細胞といった抗原の特徴を、攻撃担当のリンパ球に伝える役割を持つ樹状細胞。しかし、樹状細胞はもともと体内に数多く存在しているわけではないため、一度に大量のがん細胞が侵入してくると対応しきれなくなります。伝達役の樹状細胞がそうなってしまうと、もちろんその他の免疫細胞が正常に機能しなくなるため、がん細胞の侵入を防ぐことが難しくなります。

現在ではそういった樹状細胞不足を補うため、体外で培養・増殖した樹状細胞を再び体内へと戻す「樹状細胞ワクチン療法」といった治療法も開発されているので、気になる方は一度取り扱っている病院へ足を運んでみると良いでしょう。